理系が苦手でも高専に合格できた理由!
はじめに
この記事では、理系が苦手でも高専の機械工学系に合格した方法について紹介したいと思います。
中3の成績
1学期内申:オール3(計27)
2学期内申:数学3、理科4(計37)←高専受験に使う成績
3学期内申:5教科オール5(計41)
(短期間で成績を上げる方法については他の記事で掲載する予定です。)
偏差値60以上の高校や高専を目指している方へ
中学校ではレベルの高い授業をしてくれないので塾に入ることを強く推奨します。
(塾に入るメリットを他の記事で掲載予定です。)
勉強スケジュール(中学3年)
8月
友達に誘われて佐鳴予備校の夏期講習に参加→入塾
夏期講習テキスト200ページ程度(1、2年の範囲)
1日の平均勉強時間:3時間
※どんなテキストにも使える勉強法として、1周目で難しい問題は答えを見てその問題にチェックを入れておけばいいです。初めてで解ける人はおそらく天才です。生まれ持った才能を羨んでいても仕方がないので2周目、3周目と同じテキストを使い込んで努力で上回りましょう。
9月
夏期講習終了
土日だけ佐鳴予備校に通い、10月の模試のために土日本科テキストというものをたくさん解きました。学校の課題は時間の無駄なので全部答えを写していました。難易度が低い問題から高い問題まで揃っている参考書を解いた方がいいです。
1日の平均勉強時間:4〜5時間
土日:7時間
※この頃からゲームする時間を自分で起床後と寝る前の計1時間に減らし、2週間に一回ほど息抜きの日を設定するようにしました。それからは親に勉強の取り組みについて何も言われなくなりましたが、1日の勉強のスケジュールや息抜きの日を自分で管理さえできれば親の干渉はなくなると思うので試してみてください。
10月〜12月
第1回模試
この模試が終わった後に自分の苦手科目が高専で優先的に評価される理科と数学であることに危機感を感じたため、ここから勉強に熱が入るようになりました。
理科と数学は解けなかった問題にチェックをつけて解けるようになるまで定期的に復習していました。
模試の結果
偏差値:50
高専の合格率:50%
第2回模試
社会と英語は勉強時間を増やせばその分点数が上がる教科なので安定して点数を取れるようになって、理科と数学もそこまでひどい点数ではなかったですがまだ苦手科目に感じていました。
第3回模試に向けて数学と理科の最高水準問題集というものを買いました。この本は難しい問題が多いですが、答えを見てもわからなかった問題を塾の先生や学校の先生に質問して解説してもらってました。
模試の結果
偏差値:55
高専合格率:70%
第3回模試
買った参考書の効果もあったのか苦手科目である数学と理科の点数を伸ばすことができました。模試の成績はどこを取っても常に右上がりで高専の合格率も上がってきたため、学校の成績もそれに比例して伸びてくれるかなと思い、もらった通知表…まさかの数学3のままでやばいと思いました。しかも5は英語1つだけ。残念なことに、高専は3学期の成績が出る前に受験をするため受験に使われるのは2学期までの成績なんです。内申37で高専を受験することになりました。ここからは1月の最後の模試に向けて佐鳴の冬季講座に参加し、3年生の分野を重点的にやっていました。
模試の結果
偏差値:58
高専合格率:87%
1月
最後の模試
冬休みは5日連続10時間勉強していました。親戚の集まりでも勉強していたので気持ち悪がられたけど気にせず勉強。最後の模試ではどの教科もできるようになってきて、これはいけたという感覚を持てるようになりました。
模試の結果
偏差値:63
高専合格率:97%
模試でいい結果を残せて自信がついたので高専の対策をここから始めました。一応、心許ない内申37でも推薦受験は受けておこうと思い、学校の募集要項を細かく見ました。そこで、新しく発見したのが学力試験で各学科上位4名は内申を無視して合格できるということです。
これしかねえ。
そう思いました。数学や理科の内申が低い分、内申点から得られる当日点が周りより低いことがわかっていたので、どうせならそれ関係なしに受かりたいと決断しました。また、推薦入試もあっけなく落ちていたこともあり、絶対受かってやるという気持ちが高まっていました。
ここから佐鳴のテキスト3冊でできなかった問題を全て復習し、高専の過去問を数学10年分、5教科1年分、理科と数学の最高水準問題集から出そうな問題を解きまくりました。
2月
2月の後半に受験を控えている私にとって、私立組の受験が終わってから1週間が一番メンタルきつかった覚えがあります。教室で勉強していても騒いでいたり、たまに喋りかけられたり、全てが邪魔なものに感じましたが、心を無にしてひたすら過去問を復習しました。特に英語と数学がイレギュラーで数学は公立受験の問題とは全然違うし、英語では連立方程式を解かされたりします。過去問は平均して360点ほどしか取れず、このままでは絶対に上位4名には入れないと思ったため、残り2週間は全力で勉強しました。過去問を解いてわかった問題の傾向から難関私立の問題が入っている問題集がおすすめだと思いました。
(おすすめの参考書については別の記事で掲載予定です)
当日の試験
当日の朝は5時に起きて軽く復習し、車の中でも1時間くらい勉強して疲れる前にやめました。知らない人に囲まれながらテストを解くことは模試で慣れていた方がいいと思います。あと時計も忘れないようにしましょう。お腹痛くなります笑
試験の順番
- 理科
- 英語
- 数学
- 国語
- 社会
英、社、国で85点以上、理科、数学80点以上を目標にしていきました。隙間時間に喋っている人が多い印象でしたが、私は地方の方からきたので一緒に受けた友達はいなかったので休憩時間は心を落ち着かせてました。
結果
見事学科内で1位を取ることができました!理科がとても難しく一番初めだったのでその後の教科で挽回しようと思い、早く正確に解くことを意識しました。受験が終わった次の日は学校の学年末テストでしたが、疲れてたのでノー勉でいきました。もし高専に落ちていたら、普通高校を受ける予定だったので内申を上げるべきだとは思いましたが、全力を出し切ったので合格の手応えはありました。ですがまさか1位を取れるとは思ってもいなかったので人生で一番嬉しかったです。
各教科の点数
理科65点
英語87点
数学90点
社会98点
国語72点
5教科合計点数412点
国語が嫌いでほとんど勉強してこなかったのですが、国語もちゃんと勉強すれば安心して合格できると思います。
オール3からでも夏から本気で勉強すれば高専合格の可能性は十分にあると思います!今の成績が低いからという理由で受験を諦めないでください!
次の記事では高専に興味のある方のために高専について詳しく紹介したいと思います。